米マサチューセッツ州ウォルサム
（ビジネスワイヤ） — より健康な世界を実現するための革新に傾倒する世界的リーダー企業のパーキンエルマーは本日、4種類の即使用可能な新規AlphaLISA® KRASキットを発表しました。これらのキットは、科学者が複雑なKRASタンパク質の構造および変異に対する理解を深め、多岐にわたる一般的ながんに対する潜在的な新規治療薬候補を以前にも増して容易・迅速・正確に発見できるように設計されています。研究者は今後、パーキンエルマーのHTRF®またはAlphaLISAのアッセイ製品を選択し、それぞれのラボにとって最適な方法を採用できるようになります。
当社のAlphaLISAおよびHTRFの各キットは、KRAS/SOS1阻害を分析するための市場初の即使用可能なホモジニアスアッセイ製品です。これらの製品が登場するまで、ノーウォッシュフォーマットでこれらの阻害を測定しようとするラボは、独自のアッセイを開発して各自でタンパク質を入手し、アッセイの条件を最適化しなければならず、多くの時間とリソースが必要となる場合がありました。パーキンエルマーのAlphaLISAおよびHTRFの各キットは、最適化が不要なノーウォッシュフォーマットで新規KRAS阻害薬を発見するための完全に有効性が確認されたキットによってワークフローを簡素化するもので、それぞれのキットには組み換えタンパク質、検出試薬、アッセイバッファーが付属しています。
パーキンエルマーのライフサイエンス・技術担当シニアバイスプレジデントであるアラン・フレッチャーは、次のように述べています。「KRAS変異は、腫瘍の約 25%に存在し、がんと関連している最も一般的な遺伝子変異の1つとなっています。KRAS変異は、肺がん、大腸がん、すい臓がんを含む多種類のがんで見られるため、治療薬の主要な標的となります。ただ、タンパク質構造が複雑なため、長年にわたって研究が非常に困難となっていました。私たちは、この極めて重要な研究領域で当社のAlphaLISAキットを上市することで、研究者らがよりよい治療機会の提供を期待しながら、KRAS変異についての理解を深める機会の拡大に貢献できることを誇りに思います。」
これらのアッセイが加わることで、腫瘍分野の研究者にエンドツーエンドのソリューションを提供するパーキンエルマーの能力がさらに前進します。こうした当社の能力は、アッセイ、細胞株、マイクロプレート、プレートリーダーを使用した早期段階の創薬や、ハイコンテントスクリーニング、画像解析および画像管理、自動リキッドハンドリングなどを使用した後期段階の研究に及びます。パーキンエルマーのがん研究ソリューション（ゲノミクス、細胞アッセイ、細胞イメージング、インビボイメージング、インフォマティクス）の詳細については、こちらをご覧ください。
新しいAlphaLISA KRASアッセイキットの詳細についてはこちらを、当社の創薬技術の詳細についてはこちらをご覧ください。
パーキンエルマーについて
PerkinElmerは、科学者、研究者、および臨床医が、サイエンスからヘルスケアにわたり最も重要な課題に取り組むことができるように支援しています。より健康的な世界のための革新という使命を持って、私たちは診断、ライフサイエンス、食品、および応用市場に役立つ比類のないソリューションを提供します。私たちとの戦略的な提携により、お客様は市場に関する深い知識と技術的専門知識に支えられたより早くより正確な洞察が可能になります。世界中に約14,000人の従業員を擁する当社の専任チームは、お客様がより健康な家族を築き、生活の質を向上させ、世界中の人々の幸福と長寿を維持できるよう支援することに情熱を注いでいます。当社は2020年に約38億ドルの収益を報告し、190か国において顧客を擁し、S&P 500インデックスの構成銘柄の1つです。そのほかのお問い合わせは、1-877-PKI-NYSEまたはwww.perkinelmer.comで入手できます。
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