東京
(ビジネスワイヤ) — PHC株式会社メディコム事業部(本社:東京都港区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下、「PHC」)と株式会社シェアメディカル(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:峯 啓真、以下、「シェアメディカル」)は、このたび、遠隔医療領域における事業提携を通じ、遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」(*1)とデジタル聴診デバイス「ネクステート」(*2)の接続を開始しますので、お知らせいたします。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20230125005345/ja/
遠隔医療システム「Teladoc HEALTH(モデル:Mini)」(写真:ビジネスワイヤ)
遠隔診療の現場から、対面診療により近い形で患者さんの容体をリアルタイムに把握できるソリューションが求められています。これまで訪問看護等において、看護師が遠隔の医師へ相談する際に聴診音の言語化が困難でした。「Teladoc HEALTH」と「ネクステート」との接続によって、遠隔地にいる医師がデジタル化された聴診音をリアルタイムに聞くことができます。映像の情報と問診だけでは診療が難しい患者さんへの対応や、プライマリ・ケア領域で患者自身が病気を自認していないケースにも応需可能となります。また、複数のデバイスやアプリケーションの立ち上げが不要のため、遠隔地の先生が現地の医療チームをスムーズに支援することができます。
「Teladoc HEALTH」は、安定した通信品質で、リアルタイムの映像と音声の共有を実現し、遠隔にいる医師が患者さんと対面しているような感覚で診療ができると、ご好評の声を頂いています。デジタル聴診デバイス「ネクステート」は、聴診音をデジタル化するユニットです。医師が普段使用している機械式聴診器のチェストピース部分を「ネクステート」に取り付け、慣れ親しんだ微弱な心音や呼吸音など医師にとっての聞き取りやすさを実現しています。2019年に発売以来、2年ほどで約1,200台を販売するなど、急速に普及が進んでいます。
今回の接続について、へき地・離島医療に携わっている高知医療センター臨床研修管理センター長の澤田先生(前高知県へき地医療支援機構 専任担当官)は、次のように述べています。
「これまで、聴診器で聴取される心雑音や肺音については、電子内視鏡の映像データのように複数の医師で共有することが困難でした。また、コロナ禍でオンライン診療の必要性が叫ばれる中でも大きな課題の一つでした。離島や中山間地域にあるへき地診療所で医師不在の際でも、遠隔医療システムで映像を確認しながら、聴診器で聴取された音源をデジタル化し遠隔地に送信できれば、現地にいる看護師さんに聴診器を医師の指示通りにあててもらうことで遠隔聴診を行うことができます。また、医学生や初期臨床研修医に対し、実際の臨床現場からの聴診音をしっかりと共有しながら指導ができ、へき地医療のみならず教育の現場での活用にも期待しています。(2022年12月)」
PHC株式会社にて取締役およびメディコム事業部長を務める大塚孝之は、「遠隔医療において、患者さんのリアルタイムな情報を、医療チームに共有することは、遠隔医療ソリューションを提供する我々にとっての使命だと考えております。今後は、へき地や高齢化が進む過疎地域を中心に医療機関や自治体と連携しながら、医療体制構築のサポートを進めてまいります」と述べています。
【遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」】
専門医の少ない医療機関と遠隔地の専門医をオンラインで繋げる、リモート操作可能なリアルタイム遠隔医療システムです。超音波診断装置などの周辺医療機器と接続し、患者さんの容体を即時に把握することができます。遠隔地にいる医師主導で操作を可能とし、最上位機種(モデル:Lite 4)は、45倍ズームおよび約360度回転が可能な高解像度(*3)カメラを搭載しています。
【オンライン診療対応デジタル聴診デバイス「ネクステート」】
「ネクステート(モデル:SDNX-01G)」は、非言語で理解できるシンプルなデザイン、ワイヤレス化、直感的な操作で扱えるミニマルなインターフェイスを特徴とし、リアルタイム遠隔聴診技術に関する基本特許も取得しています。また、長野県伊那市の医療MaaS「モバイルクリニック」で実用化されました。
(*1) www.phchd.com/jp/bx/telehealth
(*2) https://www.sharemedical.jp/
(*3) 解像度 1920 x 1080p、24bit カラー(Teladoc HEALTH Lite 4、Miniの場合)
PHC株式会社・メディコム事業部について
1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ヘルスケアソリューションの事業領域においてヘルスケアIT事業を行うメディコム事業部は、1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売しました。新会社「ウィーメックス株式会社」として、2023年4月より企画・開発から販売までワンストップでサービスを提供する新体制となります。「ウィーメックス」は引き続き、遠隔医療システムや電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
www.phchd.com/jp/medicom/about
株式会社シェアメディカルについて
設立:2014年9月設立
代表取締役CEO:峯 啓真
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 SPACES大手町ビル
概要:「助けたいという想いをITの力で助けられるにつなぐ」をVisionとして掲げ、医療現場内でのコミュニケーションを中心としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
URL:https://www.sharemedical.jp/
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20230125005345/ja/
CONTACT
■「Teladoc HEALTH」に関して
【お客様】
PHC株式会社
メディコム事業部 遠隔医療ソリューション部
高西 由衣
E-mail:pj-telehealth-contact@ml.phchd.com
【報道関係者様】
PHCホールディングス株式会社
IR・広報部
電話:03-6778-5311 E-mail:phc-pr@gg.phchd.com
■「ネクステート」に関して
株式会社シェアメディカル
担当 峯、五百川
E-mail:press@sharmedical.jp