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(ビジネスワイヤ) — 武田薬品(TSE:4502/NYSE:TAK)は本日、ニンバス・ラクシュミ(以下「ラクシュミ」)の全株式をニンバス・セラピューティクス(以下「ニンバス」)から取得する取引について、米国証券取引委員会からのクリアランスを取得し、その他の取引完了条件を満たした後、2023年2月8日(米国東部標準時)に株式譲渡契約の規定に従い、完了したと発表しました。本契約は、2022年12月13日に「武田薬品、ニンバス・セラピューティクスのTYK2プログラム子会社を完全子会社化へ」として公表していたものです。
本取引の完了により、武田薬品はTAK-279(ニンバスの旧NDI-034858)を取得しました。TAK-279は、2022会計年度第4四半期に第2b相データの発表が予定されており、また2023年に乾癬を対象とした第3相試験を開始できる見込みであり、乾癬に加え、炎症性腸疾患、乾癬性関節炎、全身性エリテマトーデスを含む複数の免疫介在性疾患において、ベストインクラスの有効性・安全性・利便性を示す可能性を有しています。今回の買収は、拡大する武田薬品の後期開発パイプラインを強化し、複数の適応症におけるポートフォリオと患者への影響を拡大する可能性があるものであり、これにより当社の世界規模での力強い成長を中長期的に維持する能力を強固にします。
武田薬品グローバルポートフォリオディビジョンのプレジデントであるラモナ・セケイラは、次のように述べています。「当社は、12月に本買収計画を発表した後、複数の疾患領域で患者さんに真の変革をもたらす可能性のある高選択性の経口TYK2阻害薬TAK-279を、当社の後期開発パイプラインに迅速に追加できたことを非常にうれしく思います。本プログラムは、免疫介在性疾患領域における当社の戦略および専門性にしっかりと沿ったものであり、開発計画のより詳細な情報を間もなく発表できるものと期待しています。」
武田薬品は、本契約の条件に基づき、本取引の完了後、取引完了時におけるラクシュミの負債や買掛金などの項目を調整した上で、ニンバスに対し一時金として約40億米ドルを支払います。武田薬品はさらに、TAK-279プログラムから開発された製品の年間売上高が40億米ドルと50億米ドルに達した場合に、それぞれにつき10億米ドルのマイルストーンをニンバスに支払います。
当社は本取引完了による2023年3月31日締め会計年度(2022年度)の連結業績への影響は軽微であると見込んでいます。また当社の2022年度の連結業績予想またはマネジメントガイダンスに変更はありません。
武田薬品について
武田薬品は、日本に本社を置き、自らの経営の基本精神に基づき患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)を根幹とする、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品のリーディングカンパニーです。武田薬品は、患者さん、従業員、そして地球に対する約束に従って、人生・生活を変える治療薬を創出し、お届けすることに傾倒しています。研究開発においては、オンコロジー(がん)、希少な遺伝性疾患および血液疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)、消化器系疾患の4つの疾患領域に重点的に取り組んでおり、免疫・炎症性疾患を得意分野としています。また、血漿分画製剤およびワクチンにも注力しています。武田薬品は、研究開発能力の強化ならびにパートナーシップを推し進め、強固かつ多様なモダリティ(創薬手法)のパイプラインを構築することにより、革新的な医薬品を開発し、人々の人生を豊かにする新たな治療選択肢をお届けします。武田薬品は、約80の国と地域で、医療関係者の皆さんとともに、患者さんの生活の質の向上に貢献できるよう活動しています。詳細情報についてはhttps://www.takeda.comをご覧ください。
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