東京
(ビジネスワイヤ) — 自己口腔粘膜細胞を用いたBEES-HAUS細胞療法で、男性の尿道狭窄症が解決できる可能性が、尿道狭窄症治療を専門とする泌尿器科医堀口明男医師によって報告されました。堀口医師は、この療法が高い再現性をもって尿道の損傷及び瘢痕部位への細胞生着をもたらすことを確認しており、従来の治療法で課題となっている狭窄の再発防止に向けて重要なステップとなると考えています。江戸川病院がジーエヌコーポレーションと共催した国際再生医療学会「NCRM NICHE 2022」では、尿道狭窄の研究者であるDmitriy Nikolavsky医師(ニューヨーク、アップステート医科大学)がこの偉業を賞賛し、Suryaprakash Vaddi医師により6人の患者におけるBEES-HAUS細胞療法の臨床報告が行われました。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20221023005130/ja/
ハイテク生体材料、細胞培養、組織工学の研究施設を備えた新館で、加藤正二郎江戸川病院院長と堀口明男医師、堀口医師の著書「尿道狭窄症」を手に。両者は、江戸川病院を尿道狭窄患者の治療機関としてだけでなく、高度な医学研究・技術・臨床の拠点とすることに共同で取り組んでいます。江戸川病院は、既存のトモセラピー装置やMRI装置に、リチウムをターゲットとした加速器型中性子発生装置であるBNCTシステムを加えることで、がん領域における先進医療のハブとなることを目指しており、今後、BNCTを用いた乳がんの臨床試験を開始することにしています。「江戸川病院は成田・羽田の両空港へのアクセスが良いことから、インバウンドの医療ツーリズムに対応すべくさらなる体制強化を進めています」と加藤院長は述べています。(写真:ビジネスワイヤ)
55歳以降に増加する男性の尿道狭窄には、内視鏡による尿道切開・拡張術や口腔粘膜パッチによる外科的尿道形成術などの治療法があるものの、いずれも再発が起こることが報告されています。BEES-HAUS細胞療法では、日本の科学者が開発した新しい高分子足場を使い、移植された細胞の生着確認に成功しました。AUA 2022で発表されたこのデータは、Stem Cell Reviews and Reportsへの掲載が受理されており、形態学的および免疫組織化学的に細胞生着が再確認されたことを受けて、江戸川病院ではより大規模な研究の準備を進めています。BEES-HAUSの日本での特許を取得したJBM Inc.は、細胞治療のプロセスをサポートするため、ラボと病院間の細胞輸送に効率的な細胞組織保存及び輸送法(OPTRACT法)をジーエヌコーポレーションと共同で開発しています。
「NCRM NICHE 2022」のイベントの一つであるフジオカップクイズ決勝大会では、研究者らが再生医療分野の知識を競い、バンドン工科大学(インドネシア)のHasna Firdaus AryanthaおよびNatasya Emmanuelaの両氏が優勝、シュリー・ラーマチャンドラ医科大学・研究所(インド、チェンナイ)のVijaya HariniおよびYoghalakshmi Nagarajanの両氏が準優勝となりました。
医療ツーリズムの拠点となっている江戸川病院:江戸川病院の加藤正二郎院長は、今回の成果を祝い、このようなアンメットニーズに応えるために引き続きトランスレーショナルリサーチを行うつもりであると述べました。同病院の研究所は最新の高度標的化がん治療法であるホウ素中性子捕捉療法(BNCT)システムを備えており、がん細胞を効果的に破壊するために、ホウ素の吸収を高める効率的な薬物送達システムを研究しています。将来的にはこのBNCTセンターに海外からのがん患者も受け入れる予定です。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20221023005130/ja/
CONTACT
Samuel JK Abraham
info@gncorporation.com